訪問リハビリは7年目、1人目も訪問リハビリをしながら産前6週まで働きました。
妊娠しながら訪問リハするのって大変。
日中は1人で外に出ずっぱりだし、運転するし、トイレはなかなか見つからないし…。
けっこう母数が増えてるはずなのに、どこにも情報がないんですよね…(泣)
経験談を元にちょいちょい妊婦情報をアップしようと思います。
訪問バッグに常備するもの
マスク
マスクはつわり対策としても、感染対策としても有用です。
つわり時期はあらゆる臭いに敏感になりがちです。
マスク一枚通すだけでかなり臭いが軽減されるので、つわりに悩まされる妊娠初期は装着をオススメします。
妊婦の受動喫煙は胎児に影響を与え、また衣服についたタバコ臭も悪影響を与える可能性があるそうです。タバコ臭には敏感になってください。
マスクの替えを常備しておき、タバコの臭いがするお宅への訪問後は、すぐにマスクを取り替えましょう。
保湿剤
妊娠中はとにかく肌が乾燥します。
個人差がありますが、私の場合は妊娠性掻痒がひどく、手荒れも強く出現しました。
また皮膚が乾燥することで、妊娠線ができやすくなりますので、保湿は欠かせません。
市販品であればニベア、処方してもらいヒルドイドを常備していました。
使い捨てカイロ
妊婦に冷えは大敵。
訪問先で急に寒くなった時にすぐに対処できるように、使い捨てカイロを常備しましょう。
服やレギンスなどは持ち歩くのにかさばりますが、カイロなら場所をとりません。
おりものシート 2〜3枚
妊娠中はおりものが増えます。
抵抗力が落ちていますので、放置しておくと雑菌が繁殖し膣炎になります(経験談)。
手軽に変えられるおりものシートは常備しておくと便利です。
最低でも朝、昼休み、退勤前は交換しましょう。
おりものシートをつけておくと不意な出血や尿モレなどにも対応できますので、おススメです。
常備薬
必要に応じて張り止めの薬(ウテメリン、ズファジランなど)を処方されることもあると思います。
できれば財布やポーチに入れて訪問中も持ち歩くようにしましょう。
母乳パット
体質によりますが、妊娠中から母乳パットが必要な人もいます。
リハをしていると汗ばんでムレてしまいかゆみの原因となることがあります。
コンビニで売っているものではないので、必要な方は持ち歩くのが便利です。
緊急連絡先の登録
前もって産婦人科や利用者さんの連絡先を登録をしておきましょう。
産婦人科連絡先の控え
私たちセラピストは他職種に比べ運動量が多く、早産になる率が高いと言われています。
仕事中にトラブル(出血、お腹の張り、破水など)があった場合、すぐにかかりつけの産婦人科医へ連絡を取り、指示を仰ぎましょう。
利用者の電話番号登録
いざという時のために携帯に利用者様の連絡先を入れておくと便利です。
出血や体調不良で急に帰らなくてはいけないとき、いちいちカルテから連絡先を探して…とすると気が焦ります。
急なトラブルを想定しておきましょう。
飲食物も必須
水分
冬は魔法瓶タイプの水筒を持ち歩き、温かいものをすぐに飲めるようにしましょう。
訪問先で緑茶やコーヒーなどのカフェイン飲料を出されることを想定して、持ち歩くのは麦茶や十六茶、デカフェタイプのコーヒー・紅茶などにしましょう。
ルイボスティーはノンカフェインで香りがよく、ビタミン豊富なのでおススメです。
手軽に食べれるもの
車に置いていても衛生的で、栄養の偏らないものが良いです。
カロリーメイトやクリーム玄米ブランはコンビニで買えて、保存が効くのでよく食べていました。
便秘解消のためにもクリーム玄米ブランはオススメですが、種類によっては妊娠中に食べ過ぎてはダメなものがあるようです。(1袋なら問題なし)
葉酸
二分脊椎のリスクを低減させることから葉酸の摂取が必要ですが、私はよく飲み忘れていました…。
訪問バッグに常備しておくと、気づいた時に口に入れられるので便利です。
妊娠中はゆとりをもつ準備を
妊娠するとトラブルが増えます。
つわり、出血、お腹の張り、冷え、むくみ、尿もれ、全身のかゆみ…
妊娠中は注意力が落ちるとも言われており、事故にも細心の注意が必要です。
トラブルが起こった時に焦らないですむように、時間に余裕をもって行動すること。
訪問件数や訪問時間に余裕を持たせておくことはかなり重要です。
アレがない!コレがない!買いに行く時間がない!!となる前に、訪問バッグに便利グッズを忍ばせておきましょう。