毎日の歯磨きをイヤイヤ言う子は多いですよね。
人間の口の中はものすごく敏感にできていて「口の中を誰かに触られる」というのはものすごい不快な行為です。
放っておけば嫌がるのは自然のこと。
小さい頃から楽しくはみがきに慣れておくことはものすごく重要と言われています。
うちの息子も例外なく歯磨きを激しく嫌がるタイプでしたが、歯磨き絵本はものすごく有効でした。
「虫歯になるよ!」「歯が溶けちゃうよ!」
と脅しを使ったり、アプリを使ったりもしましたが、結局は絵本が一番効果的。
- 視覚的に分かりやすいものを用意してあげる
- 年代に合った絵本を選ぶ
- 楽しいフレーズを用意する
以上の3つのポイントを踏まえた絵本選びで、すんなり歯磨きができるようになりました。
簡単すぎても難しすぎても響かないので、発達に合った絵本の選び方は重要です。
ちなみに我が家では寝る前に3〜4冊の絵本の読み聞かせをしています。
数は多くないですが、お気に入りの絵本は何十回と繰り返し読んでいるので、いつの間にか絵本を覚えていて言葉の発達にも役立ちました。
オススメの歯磨き絵本
歯磨き絵本は難しすぎても簡単すぎてもなかなか響きません。
年代や理解度にあわせて親が絵本を選んであげましょう♩
- 0〜1歳ははみがきに慣れる
- イヤイヤ期(2歳前後〜)ははみがきを楽しくする
- ナゼナゼ期(3歳〜)には何故歯磨きをするのか?を理解する
0〜1歳にオススメの歯磨き絵本
本格的にはみがきを始める1歳前後から読んであげたいのが、可愛らしいキャラクターが楽しそうにはみがきする絵本。
はみがき➡️歯ブラシをゴシゴシする➡️ピカピカになる
という過程を教えるための絵本です。
はみがきあそび
木村裕一さんの「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ。
ファーストブックにしかけ絵本シリーズを選ぶ方も多く、他にも「ごあいさつあそび」や「ひとりでうんちできるかな」などで有名ですよね。
こいぬのコロやねこのミケが大好き!というお子様にはぴったりの絵本です。
いつも通り、かいじゅうさんは豪快に甘〜いぺろぺろキャンディー。
ハード版を購入しておくと小さくて寝る前の読みきかせがしやすく便利です。
ノンタンはみがきはーみー
ノンタンは昔から人気のキャラクターで、ママ世代にも馴染み深い絵本ですよね。
ノンタンシリーズはオノマトペが多く、分かりやすいフレーズを沢山使っているのですぐに覚えられて便利です。
ちなみに息子の初めての音読はノンタンシリーズでした。
「いいいのいー」「あああのあー」
というフレーズを使うことで、1歳でも次に何をするのか分かりやすくなり、不安感が軽減するようです。
大好きなキャラクターが楽しそうにはみがきしているだけでも、楽しさ倍増ですよね。
1〜2歳のイヤイヤ期にオススメ歯磨き絵本
この時期はとにかく歯磨きを楽しくすること!
ノンタンやはみがきあそびでは物足りない、でも歯磨きの難しい話は理解しきれないという年代。
雰囲気で乗り切るため、この時期にはアプリも活躍しました。
はみがきれっしゃ、しゅっぱつしんこう!
歯磨きが大嫌いな男の子のところに「はみがきれっしゃ」が現れて、おくちの中を綺麗にしていくお話です。
「おくちにいれてよ しゅっしゅっしゅ!」
「しゅっしゅっしゅ ぽー! やったー とれたぞー!」
印象的なフレーズで歯磨きを楽しくしてくれます。
電車が大好きな息子にはぴったりハマりました!
簡単なお話なので、子どももすぐに覚えられますよ。
がんばれ はぶらしハーマン
宇宙の戦士はぶらしハーマンと宇宙怪獣ムッシーのキャラクターが秀逸な1冊です。
まだまだ歯磨きを理解するのは難しいですが、キャラクター化することで理解しやすくなっています。
著者は「はみがきあそび」の木村裕一さんで、しかけ絵本にもなっています。
「ハーマンを応援して!」「ムッシーがくるよ!」
といえば、何となく戦いたくなってしまう男子にはかなり有効です。
3歳のナゼナゼ期にオススメの歯磨き絵本
3歳になってお話が得意になってくると何にでも「なんで?」「どうして?」というナゼナゼ期がやってきます。
そんなナゼナゼ期にぴったりで楽しいフレーズのある絵本に出会いました。
はははのはなし
著者は東大出身のかこさとしさん。
なんで?どうして?と聞いてくる年代の子供に絶妙にヒットする本です。
なんで歯磨きをするのか?甘いものを食べつづけるとどうなるのか?
をわかりやすく描いています。
歯がボロボロになって、顔が青ざめベッドで寝込んでいる絵は大人にも印象的です。
最後のページにある
はははははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははは
を読まなければならない母の試練があります。
最後のこの決り文句が大好きな息子は、ははははは…というと嫌いな仕上げ磨きが楽しくできるようになりました。
「えいよう」「ばいきん」などの熟語も使っており、知育にもぴったりの絵本です。
歯磨き絵本だけでなく、色々な手段を用意
歯磨き絵本は「頭ではみがきを理解する」のにとても有効です。
でも中には
- 歯磨きの感覚が嫌
- 歯磨きの味が嫌
- 体勢が嫌
- 下から見上げるお母さんの顔が怖い
- 歯ブラシが痛い
といった子も存在します。
絵本だけが有効というわけではありません。
- 歯ブラシを変更
- 甘い歯磨き粉を使う
- 座ってやってみる
- 歌を歌う
- 歯磨きシートを使う
など他の方法も検討してみまてはいかがでしょう。
うちの息子はイヤイヤ期にはアプリと甘い歯磨き粉はかなり有効でした。
歯磨き粉はほぼ舐めていましたが、3歳になれば勝手に吐き出すことを覚えていたので、すべてを完璧にやる必要はないと感じてます。
毎日怒りながら過ごすよりも、できるだけ楽な方法で少しずつ歯磨きを習慣化していきましょう。
虫歯になりにくい生活習慣を!
- お菓子を食べすぎない
- ジュースを飲みすぎない
- 食事の後にお茶を飲む
甘いものを取りすぎない生活習慣さえあれば、毎食後しっかり歯磨きする必要はないのです。
子供はもともと唾液が多く、虫歯になりにくくなっています。
1日やらなかったくらいで虫歯になることはないので、お母さんも神経質にならずゆっくりと歯磨きに慣れていきましょう!