赤ちゃんが離乳食を食べないと「なんでだろ?」とイライラしますよね。
せっかく一生懸命作ったのに、吐き出されたり首を振って嫌がったり…。
実は離乳食を食べなかったり、食べる量が少なくて困っているママは5人に1人。
離乳食を食べなくて困っているママは多いんです。
🔽0〜2歳児の離乳食の困りごと
作るのが大変、負担 | 33.5% |
---|---|
もぐもぐしない | 28.9% |
食べる量が少ない | 21.8% |
食べ物の種類が偏っている | 21.2% |
食べるのを嫌がる | 15.9% |
厚生労働省「平成 27 年乳幼児栄養調査」(2016)より引用
20%の赤ちゃんが離乳食を食べなくて困っているなんて、衝撃ですよね。
この記事では離乳食を食べなくて困っているママに3つのイライラ解消法をご紹介します。
離乳食食べないのイライラ解消法
- 離乳食の考え方を変える
- 離乳食の3つを辞めてみる
- 食べない原因を探って解決する
電気圧力鍋で離乳食を作ったらものすごく簡単で感動しました。記事はこちらから。
イライラ解消法①食べないで良い!「離乳食」の考え方を変える
努力家ママほどイライラする
まずは…
ママお疲れ様です!
毎日オムツを替えたり、授乳したり。
夜間の夜泣きに対応したり…。
育児って思ってたより疲れますよね!
離乳食を食べないからイライラするのか、寝れてないからイライラするのか。
育児をしていると分からなくなる瞬間があります。
頑張り屋さんほど育児に疲れやすいと言われています。
ママが疲れているからイライラして当たり前なんです。
「離乳食を食べない」のは赤ちゃん自身の選択
「食べない」ことと離乳食の「美味しさ」は関係ないということ。
そもそも赤ちゃんの味の好みが出るのは1歳を過ぎてから。
ママがどんなに美味しい離乳食を作っても食べない子は食べません!!
大人でも「食べなくて大丈夫」という人がいますよね?
子供も同じです。
食に対する欲望が薄い子供もたくさんいるのです。
離乳食は赤ちゃんにとって難しい
食べるというのは複雑な動作のかたまりです。
赤ちゃんからすると、今までミルクを飲めば褒められていたのに、急に食物を与えられて「食べなさい」と言われるわけです。
「食べる」動作は複雑な脳の仕組みや体の動きからできていて、大人でも脳卒中などで病気になると簡単に食べられなくなります。
多くのことを同時にする必要があり「複雑」なのです。
まだお座りもできない赤ちゃんができなくても当然だと思いませんか?
赤ちゃんは今難しい動作の練習中だと考えましょう。
離乳食を食べないと赤ちゃんの成長に影響する?
離乳食の開始時期がなぜ5〜6か月が推奨されているか知っていますか?
この時期に食べると「アレルギーの発症率が抑えられるから」です。
だから食べないと栄養が偏る、とか偏食になる、とか思う必要はありません。
離乳食がスムーズに進んだら病気をしなくて丈夫な子になる、というわけでもありません
離乳食は「アレルギーの確認作業」と思っておくと気が楽になります。
ママは離乳食を頑張らない
離乳食はママが頑張るものではありません。
それぞれの赤ちゃんのペースがあります。
ママは赤ちゃんのペースを見定めてあげることを重要視してください。
まずは頑張らない離乳食でいきましょう。
▽有機野菜を使ったベビーフードもあります。
Mi+(ミタス)は季節ごとに食材が変わり、もちろん添加物や保存料は不使用。
「味覚を育てたい、添加物が不安」という方でも、添加物不使用で品質、味ともに子供のことを考えて作られているので安心です。
イライラ解消法②食べないなら…離乳食の3つをやめる
離乳食、思い切ってやめてみませんか?
「やめる」と言っても方法は3つあります。
- 離乳食をやめる
- 手作りをやめる
- 時間を決めてやめる
離乳食をやめる
疲れているのなら離乳食をお休みしましょう。
赤ちゃんはまだ母乳やミルクを飲んでいますよね?
栄養的には問題ないので、離乳食作りも食べるのも一度お休みしてみませんか?
無理やり離乳食を進めることで、赤ちゃんにもママにもストレスになっている可能性が。
手作りをやめる
一生懸命作ったものを食べてくれなかったら悲しいですよね。
いっそのこと手作りを辞めちゃいましょう!
ベビーフードなら食べなくてもイライラしなくて済みます。
プロが作った食材ですら食べないんですから、手作りを食べなくて当然と思いませんか?
Mi+(ミタス)は月齢に合わせた離乳食キットが自宅に届きます。
プロ監修で旬の食材を使っていて、毎月食材が変わりレシピブックまでついてきます。
初回のセットはお得な980円になっており、気軽に頼めますので試してみては?
\月齢に合わせた離乳食がセットで980円/
ベビーフードより簡単な離乳食の作り方についてはこちらを参考にしてみてくださいね。
時間を決めてやめる
離乳食は「食事」の練習です。
食事には「食べる」以外にもたくさんの意味があります。
<食事の意味>
- 1日のリズムを作る
- 食事のマナーを教える
- みんなで食卓を囲む
- 楽しく食べる
食事の役割って食べることだけじゃないんです。
たとえ食べなくても、それ以外のことが教えられたらOKだと考え直してみましょう。
10分だけ食べるなど、食べる制限時間を設定しましょう。
「離乳食の時間を持つこと」に意味があるので時間が短くても大丈夫です!
イライラ解消法③離乳食を食べない原因を探る
赤ちゃんは月齢ごとに食べる動作が少しずつ上手になっていきます。
食べる以外でも食事が上手になる方法は沢山あります!
食事のことばかり考えていると辛くなります。
個人差がありますので、赤ちゃんがどこで食べにくさを感じているかを探ってみましょう。
離乳食を食べない時のチェックポイント
離乳食を食べない原因は本当に色々だと思います。
中にはご飯自体が嫌いな子もいるとは思いますが、お口の発達がまだ不十分なことも一因です。
次のチェックポイントで赤ちゃんの発達段階を確認してみてください。
舌で食べ物を押し出しますか?
舌で口に入ったものを出す反射は「押し出し反射」と呼ばれていて、生後5〜6ヶ月で消えるものと言われます。
スプーンを入れてみて、強く押し出すようであれば、赤ちゃんの体はまだ離乳食の準備ができていないサインです。
生後7ヶ月以降でも押し出し反射が強い場合は、主治医に一度相談してみましょう。
→離乳食をやめる、開始時期を遅らせる
赤ちゃんは食べ物を見ていますか?
食べる時に周りのおもちゃやテレビを見ていませんか?
食べ物を見ていない場合は、赤ちゃんの注意が向くようにしてみましょう。
→環境を整える:テレビを消す・おもちゃを近くに置かないなど
→注意を向ける:お皿やスプーンの中身を見てから食べさせる・声かけをするなど
→食事を認識させる:親の食事風景を見せるなど
食べ物を口を開けて待つことがありますか?
先行期(食べる準備)の発達が不十分です。
目で見る→口を開けるという動作に結びついていないので、離乳食は少しずつ進めていきましょう。
赤ちゃんは食べ物への興味が生まれてないのかも?
→口の遊びを取り入れる:お口の遊びをする、おもちゃで食べる仕草をしてみる
→積極的におもちゃを口に入れさせる
→大人が食べるところを見せる、大人が食べる時に子供にあーんして食べるフリをさせる
座る姿勢は安定していますか?
赤ちゃんは一人座りできない時期から離乳食を始めます。
大人でも座っている姿勢がグラグラだと食べにくいですよね?
座る姿勢が安定せず疲れる場合は、離乳食の時間が長くなると食べなくなります。
バンボで食べさせる場合、骨盤が後傾して食べにくい姿勢になっていることも。
🔽外出にも便利なチェアベルト
→椅子を変える
→場所を変える:ダイニングテーブル、ローテーブルなど
→支える人、食べさせる人で分けて離乳食をあげてみる
→支える場所を変えてみる:脇を支える、お尻を支える、体をもたれさせるなど
食べる食材と食べない食材がありますか?
食べるということは口の機能はしっかり発達しています。
味だけじゃなくて、舌触りや温度などお口の中の感覚が敏感なのかもしれません。
温度や食感を変えてみましょう。
→とろみの量を調整する
→スプーンを変えてみる
→離乳食の大きさや柔らかさを変える
→お口の中に色々入れて遊ばせる:おしゃぶりや歯固めなど
→お口周りのマッサージをする
食べてから食材を出しますか?
食べてから食材を出すときは唇や舌の問題ではなく、食感や味の問題。
もしくは飲み込みづらいのかもしれません。
喉をしっかり使うために大きい声で笑わせたり、声を出させるのも良いトレーニングになります。
→とろみをつける
→好きな食材を見つける
→ブレンダーでトロトロにする
→声を出す遊びをする
🔽簡単にとろみをつけられます
お腹が空いた時間に食べさせていますか?
お腹が空いているとパクパク食べる子、空いていると逆におっぱいモードになって食べない子…。
赤ちゃんによって食べるタイミングは違います。
時間帯はいろいろと試してみましょう!
1日くらい食べなくても問題ありません。
→ベストな時間帯を探す
→離乳食は前回の授乳時間からの間隔で決める
食べなくてもできる!赤ちゃんのお口の体操
赤ちゃんにとって「食べる」ことは初めての体験。
お口やノドの筋肉がまだまだ発達しておらず、噛んだり飲み込んだりは下手くそです。
いきなり食べる練習をするのではなく、遊びの中でお口やノドを使っていきましょう!
くちびるの遊び
①くちびるを触る
唇やほっぺたなどをいっぱい触れってあげましょう!感覚が磨かれます。
②あわわわ遊び
赤ちゃんが「あー!」と大きな声を出している時、口に手を軽く当てて「あわわわわ…」と遊んでみましょう
③くちびるブルブル
くちびるをブルブルさせる遊びをしていたら褒めて一緒にやってみましょう
④ほっぺたを膨らませる
ほっぺたを膨らませるにはくちびるを力が必要です。月齢が低い赤ちゃんには難しい動作です。
⑤おしゃぶりや歯固めを使う
いろんなものを口に入れさせてあげましょう。
喉を使う遊び
①声を出す
大きな声を出すと喉の力が鍛えられます。飲み込みが上手じゃない赤ちゃんは積極的に声かけして声をいっぱい出させましょう。
②いっぱい笑わせる
赤ちゃんにとって離乳食を食べるだけが、食事の練習ではありません。
他の遊びをさせることも実は食事の発達につながっています。
「離乳食を食べない」ばかりにこだわらず、いろんな視点から赤ちゃんの発達を見守ってあげてくださいね!