第1子が2歳、共働き2年目で中古マンションを購入しました。
マンション購入に当たり、アドバイスが2つ。
購入条件は夫婦でみっちり話し合え!
人生設計でどこにお金を使うか決めてから買え!!
マンションは何千万もする大きい買い物です。
当然ですが高いほどに立地も設備も良いものです。
マンションの内覧にいくうち
他の人が先に押さえたらどうしよう!
…と、条件が決まってないうちに物件を探すと夫婦間での共通認識がブレブレになります!
まずは夫婦2人で物件購入条件についてみっちりばっちり話し合いましょう。
共働き世帯こそ、中古マンションに求める購入条件は夫婦でみっちり話し合うこと!
中古マンションの購入はスピードが命です。購入までのローン審査やリフォーム期間と、内覧から購入、住み始めるまでにゆっくり考える時間がありません。
我が家の場合は内覧から実際に住み始めるまで約2ヶ月でした。
簡単なリフォームで済ましましたが、その間もローンは発生するので、約1ヶ月は住宅ローンと全住居の賃貸料がダブルで発生し家計はかなり苦しくなりました。
(数十万単位でとんでいきます。)
さらにお互いに仕事をしながらのローン申請や売買契約、引き渡し、リフォーム業者の設定、家具の選定…もろもろ行うのは非常に大変です。
お互い仕事をしていて時間のない共働き世帯こそ、夫婦間でしっかりと中古マンションに求める条件を共通認識にしておく必要があります。
購入条件を固めるために中古マンションの内覧がオススメ
興味のない中古マンションでも新築のモデルルームでもいいので、内覧へいくと具体的なイメージが持ちやすく参考になりました。
話し合うだけでなく、購入にはまだ早い段階から実際の物件をみて目を肥やしておくことは重要です。
例)池の近くは嫌だ、公園が近くにあると視野が開けていい、最低3LDKは欲しいなど
- プラス面ばかりでなくマイナス面をみること(業者はプラスのことしか言いません)
- 内覧後、夫婦で感想をだしあう時間を持つこと
何より、将来住む家について語り合うのは楽しいですよ!
共働き世帯である我が家の中古マンション購入条件4つ
新築でも中古でも特にこだわりはない我が家の購入条件は以下の4点でした。
こんなところに住みたいね!という話し合いは結婚してからずっとしていたので、
3年近くは話し合っていたのでは?と思います。
①転売できる
夫にかなり低い確率で(でも無視できない)転勤の可能性があり、転売できない郊外戸建てはNG。
やはり駅近物件が値崩れしにくく、これからの高齢化の時代にニーズも高いだろうと予測しました。
子供が増えたら郊外戸建てへの転居も可能なので、転売も視野に入れた物件探しをすることに。
- 転勤や転職の場合の選択肢が広がる
- 家族構成によって住み替えも可能
- 資産価値があるため、老後の貯蓄へのリスクヘッジになる
- 共働きをやめることも可能
②駅近(徒歩7分以内)
一番には、将来的に駅近は転売しやすいです。
高齢化が進むなかで、地方は地価がさがる!!と主張する夫氏。
JR、私鉄ともに発展している地方都市に住むわたしたち。
電車をメインで使いたかったので、駅近は必須でした。
車保有にかかる手間とコストをカット(我が家の試算では駐車場代、税金含め月5万円前後)できます。
さらに駅チカは通勤や通学に便利、転職を視野にいれられるといった点で自由度が高いのが魅力でした。
通学に便利なので、一番お金がかかる子どもの大学時代も家から通える範囲が広がります。
もし小学校や中学校でいじめにあったとしても、駅近に住んでいるなら多少遠方でも
- 転売しやすい
- 車にかかるコストをカットできる
- 通勤や通学に便利
- 転勤や転職の際の選択肢が広がる
③周辺環境が良い、近くに公園がある
交通量が少ない、安心して子育てできる環境が良いというのが夫婦の共通認識でした。
共働きを続ける予定でしたので、小学生になったときの交通事故が心配でした。
2人とも田舎出身、小中高大と公立で育ったので、私立受験の選択肢はなし。
不良の中でも育つ子は育つ!
お互いに親元から離れた大学時代が一番楽しかった、夫は奨学金返済に苦しめられたので、大学時代を自由にさせてあげたいと希望あり。
その分、海外に短期留学したり、一人暮らしさせてあげたり、経験値にお金を払いたいよね!という話でした。
多少不便でも繁華街から離れており、子どもが安心して遊べる公園があって、校区が良い場所が○ですね。
- 子どもをのびのびと遊ばせられる
- 交通事故への心配が軽減する
- 校区が良いと私立学校へのコストカットできる
④気密性が高い
賃貸マンションの結露対策に疲弊していたため、結露のでにくい二重窓で気密性の高い部屋を探していました。
暖房費の節約にもなります。戸建てよりマンションが優れていると思う点です。
我が家(親子3人)の電気代は春・秋は3000円台、夏・冬は5000〜6000円です。
- 電気代カット
- 毎日の結露対策が不要
- 音漏れしない(近隣への気遣いが不要)
共働き世帯は、お金の人生設計(キャッシュフロー)を決めてから買うこと!
キャッシュフロー表の作成
私達が生涯で稼ぐ金額はほぼ決まっています。
それと同時に出て行くお金もある程度計算できます。
キャッシュフロー表といい、簡単に作成できます。
excelでも簡単に作成できますし、日本FP協会が作っているキャッシュフロー表もあります。
わたしたち夫婦は専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)さんに相談しています。
保険はすべてFPさんにお任せしており、我が家の経済状況はFPさんに筒抜け状態です。
キャッシュフローを参考に、老後の備えとして2000〜3000万円をひき、そこから住宅ローンを計算しておくと自分たちが買う中古マンションの価格上限を決めることができます。
共働き世帯のキャッシュフローを決める話し合い内容とは
いつまでも共働き世帯でいれるとも限らない。
フルタイムの共働きの場合、現在の世帯収入でローンを組むと、将来的に苦しむ結果となります。
共働きが無理なく続けられるよう、世帯収入はすくなく見積もって計算しておきましょう。
我が家の場合は私の年収を250万円程度に下げて計算しています。
教育方針によって教育費は変化する
大きく変わるのは私学を選択肢にいれるのか?です。
文部科学省のデータが非常に参考になりました。
「学習費総額」公立幼稚園 23万4千円 私立幼稚園 48万2千円
公立小学校 32万2千円 私立小学校 152万8千円
公立中学校 47万9千円 私立中学校 132万7千円
公立高等学校(全日制)45万1千円 私立高等学校(全日制)104万円
私学では小学校では5倍、中学校では3倍ちかくの学費がかかるのがわかります。
このように公立と私立で学費が大きく変わってきます。
我が家は話し合いの結果、
中学までは公立、高校は条件に応じて(公立の方が塾代がかかる場合あり)、大学の奨学金なし、私立なら家から通う、国公立なら一人暮らし可能
という条件になりました。
家族計画
子どもが何人いるか(欲しいか)によって、今後必要な教育資金が変わってきます。
子供1人あたりの教育資金は1000万円必要と言われているそうです。
我が家の場合は子どもは3人(希望)です。
共働きで3人とも産休・育休を取得する予定です。
車を持つか持たないか
車の購入だけで100万円単位でお金のかかる、大きな出費です。
またその後の維持費もバカにならず、駐車場代やガソリン代、保険などで年間100万円はかかります。
車を持つか持たないか、持つとしたらどのレベル(車好きでカスタムしたい、中古でいいなど)を望むのか夫婦で話し合いましょう。
住み替えの予定は?
戸建てと違い、マンションは100年以内には絶対に住めなくなります。
私たちは老後に住み替えを想定して、自分たちの買えるマンションより1000万円程度低い価格の中古マンションを購入しました。
購入する年齢にもよりますが、うちは購入時に夫婦とも30歳。
今から50年後もここに住み続けるのか?
マンションが存続しているのか?
は不安要素でした。
マンションが存続しないと仮定して、老後子どもが独り立ちしたら、今のマンションは売却して、コンパクトなマンションを購入する予定です。
共働き世帯が辛かったら辞められる中古マンションを選ぶこと
もし辛いと感じるなら、夫婦どちらかの収入だけでローン返済できる範囲で中古マンションを購入しましょう。
共働き前提でローンを組むと、辞めたくても辞められない、ストレスフルな毎日を送ることになります。
わたしは健康でさえあれば働き続ける予定ですが、もしかしたら体調を崩してローンの支払いに困るかもしれません。
私の収入は少なめに設定してローンを組んでいますが、返済が難しくなったら売却しようと決めています。
ここでも転売できる、売れるは大きなメリットになりますね。
マンションは大きな買い物です。
住環境はワークライフバランスを考えるのにも重要です。
どうか一人だけに負担が大きくならないように、夫婦でしっかり話し合って家族にとって一番いい快適なお家を手に入れてくださいね!